前回の記事で、マーケティングと心理学の関係についてお伝えしました。
その中で、心理学について、大きく2つにわけると
実験心理学臨床心理学があると書きました。

マスマーケティングでは、7割の人が喜ぶような製品やサービスを提供
すればいいとされているため、ビジネスでも応用されるのは、実験心理学
の方です。

この中に社会心理学というものもあります。

ウィキペディアによると、社会心理学とは、
心理学は、その対象から大まかに社会行動とは関係ない生理的な過程
における心理の研究を行う生理心理学と、
社会行動や社会生活によって影響される社会的な過程における心理の
研究を行う社会心理学がある。

つまり、日常生活の中で起こる、人の心と行動の仕組みについて、
人がなぜ、そう感じ、そう行動するのかを理解し、予測をするのが
社会心理学です。

実は、いままでご紹介した内容にも、この社会心理学の内容がありますので、
もう1度おさらいしてみましょう。

例えば、ダイレクトマーケティングでは、相手の反応(レスポンス)を具体的
に予測しながらメールの内容を作ります。
PASPNAの法則もその1つです。
つまり、顧客の心の動きと行動を研究することが大切です。

また、ウェブライティングの「初頭効果」も、社会心理学では、複数の情報
に基づいて、態度や印象を形成したり判断を下すときに、
最初に提示された情報が特に影響を与えることを「初頭効果」、
判断の直前に提示された情報が強く影響することを「新近効果」と言います。

プッチーニのオペラに学ぶマーケティングも観客の反応から、成功する作品
の秘訣を知っていました。マーケティングや心理学を特別に勉強しなくても、
経験から学んだのでしょう。

インターネットを使ったネットワークビジネスの場合も、
まずサイトで集客するためには、
大衆受けする、また多くの人が反応してくれることを考えます。

しかし、現在のように多くのサイトがあったら、どのサイトも似たようにみえます。
万人受けするより、ターゲットを絞った方が効果的な反応があります。

その理由として「カクテルパーティ効果」が有名です。

カクテルパーティ効果とは、1953 年に心理学者のチェリー Cherry が提唱した、
色々な雑音の中でも必要な情報を聞き分ける事ができる現象のことです。
つまり、カクテルパーティーのように周りが騒がしくても、
自分に関係ある情報には、無意識に注意、関心が向くということです。

現在私達の周りには、テレビ、新聞、雑誌などの広告の他、
街で手渡され配られるチラシや看板、ダイレクトメール、電車の車内広告、
などなど

毎日大量の広告を目にしながらも、自分にとって本当に必要な内容の広告、
興味のある広告を見つけ出す事ができます。  
まるで、 必要な情報を見つけるためのセンサーを持っているかのようです。

例えば、商店街など歩いている時に、
「在庫一掃セール、大安売り」
と売り子がいくら大声あげていても、自分に関心がなければ、
振り返りませんね。

これが、具体的な商品名を言われたら、
自分に関心があるもの、欲しいものだと思わず振り返ります。

私 たちは、毎日さまざまな広告や宣伝を目にしています。  


この心理と同様に、サイトを訪問した人に関心をもってもらうためには、
サイト内に
訪問者が求めるコンテンツがあるということが、一目で分かるようにします。

そして、このサイトが自分のために役に立つ、知りたい情報があると
反応してくれるわけです。

私の最初のサイトのタイトルが「ネットワークビジネスで海外生活」でした。
このタイトルに決める時、直アップから、
「ネットワークビジネス」と「海外生活」では、あんまり関連ない、
と言われましたが、
ターゲットを「現在海外生活している人」{これから海外生活したい人」と
絞ったことで、反応がよかったと思います。

ある意味「ニッチなキーワード」も間違いではないんですね。